はじめに
「地震に強い家がいい」と思っても、
構造によって“揺れ方そのもの”が違うことは、あまり知られていません。
実は、
- 木造
- 鉄骨造
- RC造(鉄筋コンクリート)
は、同じ地震でも感じ方がかなり違います。
ここでは難しい話を省いて、イメージで説明します。

建物の構造による揺れ方の違い
木造は「しなる」ことで揺れをやわらげる
木造住宅は、竹のように少ししなることで地震の力を受け流す家です。
- 建物が軽い
- グニッと動いて力を逃がす
- 揺れは感じやすいが、粘り強い
そのため、
「よく揺れたけど壊れなかった」
というケースが多いのが木造です。
ただし、壁が少なかったり、間取りのバランスが悪いと、
一部だけ大きく揺れてしまうこともあります。
鉄骨造は「大きく揺れても折れにくい」
鉄骨造は、金属のしなやかさで耐える構造です。
- 揺れは大きくなりやすい
- でも、折れたり壊れにくい
- 高い建物にも向いている
特に上の階では、
「ゆっくり大きく揺れる」
と感じることがあります。
ジェットコースターで例えると、
ガタガタは少ないけど、振れ幅が大きいイメージです。
RC造は「重さ」で揺れを抑える
RC造は、とにかく重くてガッチリした構造です。
- 建物が重い
- 揺れにくい
- 安定感がある
体感としては、
「あまり揺れを感じない」
という人が多いです。
ただし、重いぶん、
地盤や基礎が弱いと逆に負担が大きくなることもあります。
構造ごとのメリット・デメリット
建設コストと長持ちしやすさ
ざっくりまとめると、次のような傾向があります。

初期費用を抑えたいなら木造、長持ち重視ならRC造という考え方が一般的です。
音・暑さ寒さの感じ方
揺れ以外にも、住み心地は変わります。
- 木造:冬は暖かいが、音が伝わりやすい
- 鉄骨造:仕様によって差が出やすい
- RC造:音は静かだが、冬は冷えやすい
「地震だけ」で決めるより、
普段の暮らしやすさも大切な判断材料です。
実は一番大事な「揺れを決めるポイント」
建物の高さと重さ
構造よりも、
何階建てか・どれくらい重いか
のほうが揺れに影響することもあります。
- 高い建物ほど揺れやすい
- 重い建物ほど力が大きくなる
そのため、同じ木造でも
「2階建て」と「3階建て」では揺れ方が違います。
壁の位置が偏っていないか
これはとても重要です。
- 壁が片側だけに多い
- 窓が多くて壁が少ない
- 上と下で壁の位置がずれている
こうした家は、
地震のときに“ねじれるように揺れやすい”傾向があります。
つまり、
👉 どの構造かより、どういう間取りか
が揺れ方を左右するのです。
まとめ(超シンプルに)
- 木造:よく揺れるが、しなって耐える
- 鉄骨造:大きく揺れても壊れにくい
- RC造:重くて揺れにくい

ただし、
「この構造だから安心」とは言い切れません。
本当に大切なのは、
- 壁の配置
- 建物の固さのバランス
- 地盤の強さ
これらをきちんと考えた構造設計を行う事が大切です。




